
”どんな大きなコーヒー会社だって最初は一人の焙煎士から始まったはず。
日本のコーヒーカルチャーを若手主導で創っていく。
この競技会が21世紀を代表するロースターの始まりの場所でありますように。”
RULES
RULES
ファーストクラックコーヒーチャレンジの競技会ルールを簡単にご紹介します!
STEP1
焙煎
競技会へエントリー後、「モデル焙煎豆」が競技者へ送付されます。
カッピングを行い、生豆の特徴を捉え、どう焙煎された豆なのかを考えます。自身の焙煎環境で「モデル焙煎豆」と可能な限り同じ焙煎度、テイスト、フレーバーを再現してください。例えばスイートネスが強く出ている豆であれば同じような甘さの強度を引き出す必要があります。またもしモデル豆に焙煎由来のネガティブな要素が出ている場合、それらも再現する必要があります。
STEP2
FT-IR / カラー分析
1次予選では、FT-IR(フーリエ変換赤外分光光度計)を使用し、粉砕したコーヒー豆へ赤外光を照射し、コーヒーが持つ成分ごとに波長や周波数の強度を計測します。また焙煎度を計測するためにアグロトンスケールを使用し、焙煎豆のアグトロン値も計測します。これらの値を基準に「モデル焙煎豆」とどれだけの差異があるのかを判断します。差異が小さい競技者ほど順位が上位にランクインします。
STEP3
GC分析
2次予選では、GC(ガスクロマトグラフィ)を使用した計測を行います。粉砕したコーヒー豆からアロマ成分を抽出し、ガスクロマトグラフ質量分析装置で、アロマ成分の分離と同定を行います。成分ごとにピーク面積を算出し、「モデル焙煎豆」とどの程度の差異があるのかを評価します。STEP2の分析同様、差異が小さい競技者が上位になります。
STEP4
審査員カッピング
ファーストクラックコーヒーチャレンジでは科学的なアプローチに比重を置いておりますが、定量的な評価だけではなく定性的な評価として従来通りのカッピングも採用しております。コーヒー業界のプロフェッショナルを審査員としてお招きし、SCA/COEの評価方法を基準に本大会独自のスコアシートにて評価を行います。
STEP5
プレゼンテーション&ウェルカムドリンク
決勝ステージでは事前に焙煎をしたコーヒー豆でウェルカムドリンクを作成します。また自身のストーリーを盛り込んだコーヒーに関わるプレゼンテーションを行い、審査員4名による総合評価にて優勝者を決定します。